畑ビギナーズ
「さて、何を作ろう?」
種を蒔く直前になって、種を買いにお店へ行って「何があるのかな」と見て回るのも家庭菜園の楽しみの一つですが、冬のこの時期はたいした畑仕事はありませんので、折角ですから、今年一年、何を作るのか、12カ月の栽培計画を立ててみてはいかがでしょうか。


>>「畑の年間計画が書き込める表」はこちら 
野菜は、連作を嫌うもの、大丈夫なもの、隣に植えて相性のよいもの、よくないものがあります。また、乾いた土、湿っぽい土、日当たりの良し悪しも、生育に関係します。お家で食べる野菜ですから、かたく考える必要はありませんが、同じ食べるなら美味しいものを育てたいですね。

【年間計画】
 大きな畑、庭先の小規模の畑、プランター栽培など、畑の規模、また環境もさまざまです。どこに何を作付けするかは、畑の状況によっても考えましょう。
 土壌の乾湿によって適する野菜は違います。多湿を好み乾燥に弱いのはミツバ、サトイモ、セロリ、フキなどです。多湿に弱く排水の良い畑を好むのはサツマイモ、トマト、ネギ、ダイコン、ゴボウ、カボチャなどです。畑全体が多湿の場合は排水をしっかり設け、高畝にするなどの対策をしましょう。
 日当たりについては、弱い光線でも育つのはインゲンマメ、ミョウガ、フキ、ミツバ、ショウガ、パセリ、セロリ、レタス、葉ネギ、サトイモなど多くの種類があります。
 強い光線を好むのはスイカ、メロン、トマトなどの果菜類、トウモロコシ、サツマイモなどです。
 プランター栽培なら、日当たりや乾湿具合を調整しやすいですが、面積が狭いので深く根の張るものや横に広がるものなどはあまり適しません。しかし多くの野菜は栽培可能ですので、キッチン近くのベランダや軒下に、サラダ菜やネギ、パセリなど手短にあると便利な野菜を植えてみてはいかがでしょうか。
【輪作のすすめ】
 連作障害を出さないためには、次々と種類を代えて栽培することです。これを『輪作』と言います。輪作が良い理由は、互いに吸収量の違う養分を吸い合ったり、特定の病原菌が増えるのを自然に防いだり、微量要素を補い合ったりするからです。
 このように土をいつも安定した状態にしておくことが野菜づくりの基本で、それを補助するには堆肥を投入します。
 また、輪作の相性、隣に植えるもの同士の相性も考えてみましょう。
【隣に植える相性】
 植物同士がお互いに良い影響をもたらたす効果を利用したコンパニオンプランツ。例えばセロリはモンシロチョウを寄せ付けないと言われているので、キャベツの隣に植えるとモンシロチョウが飛来しにくく、アオムシの被害も抑えられる、というものです。
それとは逆に、近くに植えてしまうと悪い影響がでてしまう組み合わせもあります。
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